福島民報連載「民報サロン」①

心の元気と体の健康

震災から5年が、あっという間に過ぎてしまいました。「もう5年経ったのかぁ……」と思っているうちに熊本大地震が発生。九州で今、大変な思いをしていらっしゃる方々のことを思うと心が痛むと同時に、テレビなどで報道を見る度に、5年前の事が思い出されます。
私は東日本大震災を経験し「情報が人の命を左右する。」ということを学びました。そして、その貴重な情報は人から届くものだということも……。
「今必要な情報を地域の皆さんにお届けしたい!」と右往左往しているうちに、いつの間にか生涯学習のNPOを設立し、アッという間に3年が過ぎてしまったというのが実感です。
設立当時、NPOが何なのか、法人が何なのかも知らないで、勢いだけで設立したものですから、それはもう大変でした。大変って「大きく変わる」と書きますが、人生が本当にガラリと変わってしまいました。
労務や財務など、まるで未知との遭遇。(もっとも私の場合は未知というより無知と言ったほうが正しいですが…。)
今更ですが、サラリーマン時代こんなに税金払っていたの?ってビックリ。給料明細なんて支給額しか気にしていなかったので、ホント驚きました。給与に占める納税率って随分高いという事実を初めて知る五十六歳、これぞまさに無知との遭遇です!
当NPOは生涯学習で心の復興を目指して活動しています。とはいえ、なにせ収益性の低い社会貢献事業ゆえ真面目に働いても給料がまともに払えない。応援してくださる皆様のお力を借りながら、青息吐息でなんとか事業継続中。利益をだし、給料を払い、健康保険や年金に加入し、税金も払っている世の社長さんって本当にスゴイッ!後光が射して見えます。
業を起こすには勢いも必要ですが、下調べや経験も大切だって、しみじみ感じました。ほんとに継続は難しい。
兎に角、無知からのスタートなのですから、知ったかぶりせず分からないことは何でも聞いて教えてもらっています。後は昇るばかりですもんね。
そんなオッチョコチョイですが、何故か思った事が実現してしまう運の良さは最高。NPO設立の時も、「NPOには(認証)NPOと認定NPOがあるらしい。どうも認定のほうが良さそうだから認定NPOとやらになっちゃおう」って決めて行動していましたら、昨年の7月に本当に認定NPOになっちゃいました。福島県内のNPOの数は八百七十四件。うち認定取得のNPOは十四件ですから、すごい快挙。これもひとえに応援して下さった皆様のお陰です。
何事にも楽観的な私に、無理とか不可能っていう文字はない。認定取得を決めた時も「無理だよ、そんなことぉ」って言う人が、周りに100%でしたが、全く気にせず「どうやったら認定を取得出来るんだろぉ~」っていう事だけ考えて行動していました。
やりたいことは何事も実現させだほうがいい。『気』が『楽』になる気楽な方法で、楽しみながら実現させちゃう。そんな「心も体も元気になる情報」を皆さんとシェアしたいなぁって思っています。どうぞよろしくお願いします。
(いわき市中央台鹿島、元気の素カンパニー以和貴理事長 植木秀子)